おいしいものは糖と脂肪でできている

aming
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毎年の健康診断、ほぼ「会社からうるさく言われるから受ける」くらいの心持でいた。若いころから体重もそれほど変化なく、血中コレステロールなんかも良好。血圧が~腹囲が~肝臓が~等々、同じ部署の年配の人たちの会話を聞きながら「大変ですね、歩きましょう。駅でも階段使いましょう」なんて、100%の他人事で薄っぺらいアドバイスを繰り出していた。

ところがここ数年、様子がかわってきた。

彼らは『あっち側』の人間だと思っていたけど、私もそうだったのだ。今は彼らと共に『こっち側』にいる。それにしてもその時は突然来た。ある年の健康診断で、HbA1cが6.2であると指摘を受けた。実はこの時は、あまりに突然のことだったので何の実感もなく「へぇ、運動が足りてないのかな」くらいに思っていた。とんでもないことである。今思えばとんでもないことである(2回言った)

その時も、なんだか深刻そうに言われた気がするし意識的に階段を使うようにしたりしていた。けど、なにがどうやばいのかちゃんと調べもしなかった。ほんとにやばかったら強制的に治療を勧められるっしょ!くらいの感じ。とんでもないことである。

今年の健康診断が先週末にあった。そこで医師から「境界型糖尿病ですもんね」と言われて椅子から落ちるほど驚いた。

きょうかいがたとうにょうびょう

あまりにうろたえる私に医師は「え!前からよね?」と過去の履歴を見ながら確認してきた。確かに過去に「ここの数値が高いから、食生活と運動気を付けましょうね」とは言われていたけど、そんな病名っぽい属性がついちゃうやつなん???気付くのが遅すぎる

この3年で、数値は行ったり来たりで何も改善していないとの事。

だってもう正直忘れていたんだもん。

先生はサラッと「これ6.5になったら糖尿病。糖尿病になったらもう治らないから」的なことを言った。

肥満じゃなくても糖尿病になることがあるのは知っていたけど、まさか自分がそうだとは。気づくのが遅すぎたけど、とりあえず2年連続でギリギリ6.0は下回っている。本当にギリギリ。崖っぷち。

この話を母にすると、どうやら母方の遺伝ぽい。母も痩せ型なのに高血糖だ。年々歳をとるごとに高血糖で、高血圧になっていったらしい。私もその気配がある。

「今(の年齢)でギリギリなの?それ今のままだと本当に危ないよ」と母から言われ、会社の人にも言われ、ネットで知り合った糖尿の先輩からもアドバイスを受け、2023冬から本気で血糖値を上げないよう努力すると決意した。

ひとつのことをコツコツと長く続けることが苦手な人間なんだけど、健康にコツコツ長生きしたいんです。努力次第で防げる、もしくは発症を遅らせることができるならそれに越したことはない。

まずは来年11月の健康診断までに、正常と言われる数値まで下げ、それをキープできるように生活を整えていくことにした。

毎年食べていた12月の朝の定番、シュトレンもキッパリやめた。過剰な我慢は反動が怖いので、どうしても食べたかったら食べる、くらいの気持ちでいる。

今は、以下を心がけるようにしている

・3食ちゃんと食べる

・主食の前に野菜やタンパク質、温かいスープなどをを胃に入れる(温かいスープは会社の人に聞いた)

・間食しない

・↑どうしてもお腹が空いたらナッツや茹で卵、チーズ、野菜スティックなどにしてお菓子を食べない

・ジュースなどを飲まない(ウィルキンソンの辛いジンジャーエール好きだけど我慢)

運動もした方がいいけど、医師からはとにかく食事。間食やめるだけで全然違うとの事だったので、まずは食べ物について気をつけて、来年全く数値に変化がなければ運動含めて対策を考えないとかな。

今年は会社のお歳暮のお菓子たちも薄目で見て通り過ぎている。食べないの?と聞かれるし親切に私の分を取っといてくれる人もいるので、周りの人みんなにも血糖値やばいンす。と共有した。

もう笑って「カロリーは美味しいもんね」とか言ってられないので、気を引き締めてがんばります!