2021年4月20日

夢日記
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談笑をしていると、裕福な庶民のような服を着た姫が泣きながら駆け込んでくる。

「助けてちょうだい」

「どうなさったんですか姫……お嬢様」

「詐欺よ。詐欺にあったの」

姫をベッドに座らせて(私の部屋には椅子も壁もないのだ)、話を聞くと、ゲームをしようと誘われて賭博に興じていたところ、都合の悪い言葉を録音され、強請られたらしい。それは詐欺ではなく恐喝ではないのか。いや台詞を巧みに言わされたなら詐欺かも。そんなことはどうでもいい。

「それで、幾ら取られたんです」

「二百五十万よ」

私は暫し絶句した。

「……私の生涯収入と同じくらいです」

「え、そんなまさか」

@amkw
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