前回の戦いで女王は息子を授かったが、父親は明らかにされていなかった。
王子は魔術に長け、その力はかつての敵を凌ぐとも言われた。かれは女王を嫌い、空中に浮かぶ城砦で数少ない召使いたちと共に暮らしていた。
女王がある日数人の仲間とともに城砦を訪ねると、そこには王子しかいなかった。王子はかつての戦いで起こった何かを知ったようだった。
かれは笑い、女王を罵りながら、強力な魔法を撃ってきた。王子の父親、女王の恋人だった男が駆け込んできて魔法を打ち消し、それを見た王子は奥の部屋に逃げた。
女王は怒って王子を追い、左手に死なない程度の魔法を溜めながら扉をこじ開けた。しかし部屋の中で王子が溜めていた魔法は強く大きく、