夜、私は自転車に乗って家に帰ろうとしている。
ふと空を見ると、少し離れた場所に妖精さん(※「人類は衰退しました」のキャラクター)のイラストが宙に映し出されている。何故か、私が動いてもそれはずっとこちらを向いていて、とても異質な感じがした。
自転車を止めてそれを写メっていると、突然電波が乱れたような感じになって、大きくなったり小さくなったりしてから消えてしまった。
何だろうと思いながら画像を確認しているうちに、数日前にも似たようなことがあったことを思い出した。妖精さんの色は違ったし、あの時は画像が乱れるようなことはなかったのだが。
完成したばかりの改造自転車で逃げている。
一家全員追われているが母はそれを知らない。
私は後ろに乗っている父にどういう機能があるか聞きながら自転車を走らせて家に向かっている。
家で妹を回収し、食料や服を確保した。ついでに青いリボンを結んで主人公気取り。
一旦外に出てから、家に母隠れてたりしない? という話になり妹がドアを開けると中にはいつの間にか追っ手の二人組の男がいて、妹は捕まってしまう。
父に促され一人で自転車を漕ぐが、廊下の行き止まりが近づく。マニュアルを急いで確認し、フライングモードに入った。
これなら逃げられるかもしれないが私以外はどうすればいいのだ。