2014年7月4日

夢日記
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私は一人の戦士として、日々鍛錬を行っている。ここでは誰も王の娘として扱う者はなく、私も身分を気にすることなく過ごしていた。

ある日、私たちに召集がかかった。改まってなんなのかと思っていると、王が親衛隊を引き連れてやってきた。王は国宝である剣を地面に突き立てて言った。

「わたしは退位を決めた。我が娘を後継に指名する」

私はパニックになって、友人たちが引き止めるのを振り払って逃げた。

落ち着いてくると、戻らなくてはまずいのではないかという気持ちが大きくなった。兄ではなく私を後継者にするというのは、何か理由があるのではないか。友人たちも追いついてきて、俺たちが親衛隊になってやんよとか、今すぐ王さまになるわけじゃないしとか、逃げるなら手を貸すとか、口々に私を落ち着けようとしてくれた。まだ少し興奮していたが、私は友人たちを連れて王のところへ駆け戻った。

王は城に引っ込んでいて、バルコニーからこちらを見下ろしていた。

私は地面に刺さったままの宝剣に走り寄り、王に背を向け、騎士たちが並ぶ方を向いた。それを抜き放ち、くるりと回してから、刃を心臓の前に構えた左手の甲に当てた。それを見た騎士たちが慌てて私に続く。これはこの国の騎士たちが典礼などの際に行う儀式の、最初の姿勢だ。

「我が○○○○○!」

私が決められたとおりの台詞を言うと、

「我が○○○○○!」

と、騎士たちが復唱する。

今度は剣を半回転させ、左手のひらで柄を叩く。今度は騎士たちも同じタイミングだ。

「○○○○○!」

「○○○○○!」

剣を持ち直し、地面に突き立て両手を柄に預ける。騎士たちは跪き、私は立ったまま台詞を言う。

「○○○○○!」

「○○○○○!」

そして私は再び剣を抜き、天に掲げる。

「○○○○○!」

これで儀式は終わりだ。剣を納める音が辺りに響き、歓声が上がる。

鞘がないので剣を持て余したまま、振り返って王を仰ぎ見る。王は笑いもせず頷いた。私は、王にも騎士たちにも、どうにか認められたようだった。

@amkw
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