アマプラにある「赤と白とロイヤルブルー」を見た
アメリカ大統領の息子アレックスとイギリス王室の王子ヘンリーのロマンスコメディ映画。原作はケイシー・マークストンの同名小説なんだけど、若者2人が恋や自分の夢に懸命なところがかわいくて最高
このたび2作目が作られるという知らせがあったので、久しぶりに見たくなった
アレックスがアメリカ大統領である母親にバイセクシュアルだとカミングアウトするシーンがある
その前段階としてアレックスが話があるんだという風に部屋に入ってくる。その様子に何か大切なことを話そうとしていると察した母親がピザをお願いと電話でオーダーする
そして次のシーンでは食べられたあとのピザの箱が写り、アレックスが母親にもたれかかってソファに座っていて、カミングアウトが終わり母親はそれを受け入れたあとの会話が続く。きっとぽつりぽつりとピザを食べながら話したんだろうなということがわかるような撮り方になっている
というようなとてもあたたかいシーンである。そしてこのシーンを見て、というよりここで登場したピザについて私はあれ?と思った
私が好きな映画のひとつ「マイ・インターン」でも似たような場面があったことを思い出したのだ
「マイ・インターン」はファッション通販サイトを運営する会社の社長であるジュールズ(アン・ハサウェイ)とその会社にシニアインターンとしてやってくるベン(ロバート・デ・ニーロ)との立場も世代もまるで違う女性と男性の友情の話である
この2人が打ち解けるきっかけが残業中にピザを食べながらベンのFacebookアカウントを作る手伝いをジュールズがするという場面だ。身に覚えがある人もいると思うけどSNSのアカウントを最初に作るとき興味や関心があるジャンルを選んだりプロフィールにそれを書いたりすると思う
そういう流れで好きな本や音楽の話から2人は打ち解けていき上司と部下とは別によき友人としての関係を深めていく。この話は徹頭徹尾友情の話である
アメリカだとこういう何かしら自己開示になるような話をするときのメタファーというか目印として出てくるのはピザなのだろうかと気になった。フィクションで特定の文脈で出てくる食べ物や設置される舞台など色々あるけど、もしかしてピザもそうだったりする?
こういうことについて書かれた本を読みたい場合は司書さんに相談するのがいいのかしらね
たまたまなのか、何か法則性があるのかはわからないけどピザの登場するタイミングが似ていておもしろかった
日本だとなんだろう。おにぎりかな?