ここまで届いたわけは

amy
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公開:2024/4/20

相変わらず「虎に翼」にドハマりしている日々

環境や立場によって分断が生じやすいからこそ、そこの絡まりを紐解いて連帯を示していく展開に泣きそうになった

SNSで色々と感想をディグっていると従来の朝ドラファン層?というか、いつも朝ドラをウォッチしている層が「虎に翼」の反響をあまり歓迎してないというか、良く思っていない人もいるっぽい

「虎に翼」、言うまでもなくフェミニズム文脈だし女性をエンパワメントする方向性のストーリーなんだけど、それらが称賛されていることに対して「今までも朝ドラはフェミニズムをやってた」とか「朝ドラっぽくない主人公はこれが初めてじゃない」という意見なのだけど、それらをより直截的にやったから話題になって普段朝ドラを見ない私みたいな層にも届いているんじゃなかろうか…

朝ドラに限らず、ずっと好きだったコンテンツやジャンル、場合によっては応援している芸能人がブレイクするとその魅力に対して古参ぶるというか、昔から〇〇だった!みたいなことを言うファンはいると思うけど、その魅力が今まではかなり狭いところに響くものでしかなかったということと、よりエクストリームに、オブラートに包んだものじゃないからこそ届く範囲が広がったってことはあると思うんよね

普段朝ドラを見ない層の私からすると、朝ドラって女性主人公が多いしフェミニズム的な文脈を一応は汲んでいるんだろうけど今いち殻を破りきれてないというか、結局女性は誰かの妻になって子どもを生みそだてることが幸せであるというメッセージから外れようとしないイメージがありました

あとフェミニズム要素を取り扱ってても、日頃そういった作品を積極的に見ている層からすればもう一歩踏み込んでよ!とか物足りない…ってなりそうなイメージだしSNSで流れてくる朝ドラの感想もそういうのが多かった

そういうのを見て結局そういう良妻賢母像ヒロインや浅瀬でちゃぷちゃぷするようなフェミニズムから脱してないんだろうなというイメージが朝ドラについていたんだろうと思うし、それゆえに見てない人も多かったんだと思う、私みたいな

だから「虎に翼」はこのままがっつりとフェミニズム文脈でやってほしいし脚本の吉田恵里香さんは名作BLドラマである「チェリまほ」の脚本も担当している方であったのでセクシャルマイノリティの人も何かしらのかたちで出してくれるんじゃないかと期待したい

@amy
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