今日は成人の日だったので、SNSに成人式の思い出を綴ったりまさに今日成人式に参加してきたという人もいたりでにぎやかでよかった
私は成人式自体には出席しておらず、写真だけ撮ったタイプなのだけれどそのときの振り袖は父方の祖母に選んでもらった。父方の祖父母と実家は同居していたわけではないのだけれど車で何分かのすぐ近くに住んでいた。両親が共働きだったので祖父母の家にはかなりお世話になった。夏休み、冬休み。放課後などなど。父は叔父と二人兄弟で祖母は娘がいなかった
そして私は長男(父親)に生まれた長子かつ女の子なので、祖父母にとっては初孫であった。そこで母親が女の子を育てることに縁がなかった祖母を女の孫である私の衣装選びに参加させてあげたいと言ったので私がそれを了承したという感じである。私はおばあちゃんっ子を自負するぐらい祖母が大好きだったし祖母ももともと何か呼ばれる席では着物を着るぐらいには着物が好きだったということもあって、むしろ喜んで!というぐらいだった
私が何着かいいなというものを選んで、そのなかから祖母に選んでもらうという感じにした。写真屋さんと提携していたところが地元でも有名な呉服店でかなりかわいくて豪華な振り袖がたくさんあったので何着か選ぶのでけっこう体力を使った
選ぶのって脳のリソースめっちゃ食うよね…。疲れるとコンビニやスーパー行っても何食べたいかわからんもんね
祖母が選んでくれたのは紅色でところどころに絞りが施されているやつだった。なんか祖母に選んでもらったらそれが一番素敵な振り袖のように見えてきたことを覚えている。後日写真を撮るときは写真屋さんのご好意で私の写真のほかに私と祖母だけの写真を撮影してもらった
成人式の日になるとこのことを思い出す。私は身内のなかでは一番祖母が人として相性がいいと思っていたし、一番気持ちが落ち着いて過ごせた人だったから、もう会えないのが本当にひたすらに寂しい。いまだに夢にも出てくる。もう2年ほどになるのに全然立ち直れていない
振り袖だけじゃなくて他の和装とかいろんなものを選んでほしかった