私はわりと美容系YouTuberの動画を見る。かわいい女の子（ここでいうかわいいとは単なる顔のつくりの話ではない）が自分の好きなアイテムを使って、楽しそうによりかわいくなっていく様子が好きだからである。メイクの技法とか最新アイテムを知りたいという気持ちはあまりない。まぶたをきらきらにさせて「超かわいい！」って言っている姿に（そう言っている君が一番かわいいよ…）とか思うキモいタイプの人間である
そしてその美容系YouTuberのメイク動画で最近気になる言葉を聞くことがある。そう、それが「多幸感」もしくは「幸せそう」とか「ハッピーな感じ」といったような、とりあえずなんか満ち足りているように見えることを意識したアイテムの使い方が紹介されているのをちょこちょこ見る。私が見ている美容系YouTuberはかなり数が限られるので美容系YouTuber界（あるのか？）でそれが流行りのワードなのか、頻出単語なのかはわからない。そんでもって私はKindle Unlimitedにも入っているのだがそれでぱらぱらと女性雑誌を見ていたら、それにもメイクの紹介ページに「多幸感」と書いてあった。え、やっぱり流行ってる？？？
いや、小田切ヒロさんが言っているなら流行ってんだわ。↑の記事には自分を、そしてみんなを幸せにするって書いてあるけど、そんな、お化粧にまでホスピタリティもたなきゃならんの…？いや、やりたくてやる人はいいんだろうけど、「多幸感」ってつまりは幸せそうで機嫌がよさそうってことだ。もちろん機嫌を悪そうに見せるメイクなんてものはあまり存在が想像できないけど、機嫌が良いですアピールとかしなくちゃならないんかーい。考えすぎか？でもなんとなく、なんとなくだけど「人を不快にさせない」のプライオリティが年々上がっている気がする。そして「自分の不機嫌を他者に見せない」っていうことも必須項目になっている気がするし、それがメイクにもつながっている気がするよお～～～
そりゃね？立場のある人、権力勾配があって権力を所持している側（上司とか）が不機嫌撒き散らしていたらパワハラになるし、言葉にしないでひたすら機嫌悪くなって察しろってなっているのは親しい間柄でもモラハラになるからね？でもわざわざメイクでまでやらんでよくない？眉間にしわ足す不機嫌メイクとか眉の角度をがっつりあげて怒りツリ眉メイクじゃないならよくない？それだけ不機嫌そうな他人に振り回されている人が多いってことなのかなー。他人が不機嫌でもあなたのせいじゃないよ。そう割り切れないから困っとるんやろがい、って話ですよね。うん。でもあなたのせいじゃないのは確実なので、心をそいつに侵食されないでほしい
も～、常に機嫌がいいことを求められるのしんどー。多幸感がなくても好きにメイクするししたくないときはしないよ～。社会人の身だしなみとして女性にメイクがほぼ必須になっているのはほんとどうかと思うよ！私はメイクするの好きなタイプだけど、とはいえ身だしなみとかの他者のためのメイクってかったりーもん。メイクでまで他人のご機嫌取りに使いたくないよねという話でした
最近は薄いピンクのアイシャドウにグレーを重ねて甘さを出しつつ大人っぽく見せるのが好き。まぶたにシルバーラメのっけてキラキラしてる。あまりキラキラとか流行ってないっぽいけどやりたいようにやるんで…