あっちゃんの、二回目の命日。

今年もたぶん、訃報を知った24日にがくんと来るのかなって気はしてるけど、そうかあ、ライブをこの日にやる意味と重さをいちばん分かってるのは四人だろうし、うん、今井さんの誕生日の前の前の日だもんね、ぜったい来て笑ってるよね。一緒にLOVE ME歌えたんだね。
そっかあ。
今日のライブに行かれた方の感想を見て微笑んで、ちょっと涙ぐんで、不在を改めて思い知る。
ライブは行ったり行かなかったり、四人が頑張ってるのは嬉しい。新曲も好き。淋しい。心強い。
揺らいではときどき足下を見る。私はここにいる。私という人間の根幹を作ってくれたのは〈五人のBUCK-TICK〉だから、私がもし死んでしまったら、私のこの気持ちも、怯えも、ぜんぶ喪われてしまう。
それは嫌だなあ、と思う。共通する悲哀はあるけれど、私の気持ちは私だけのもので、早々に損なわれるより、もっと味わって、発酵させて、きらきらするくらいまで抱え込んでみたいという気持ちもある。突き詰めてぎゅっと濃縮させて、誰とも違う感情を自分でも眺めてみたい。
これも一種の自傷行為かもだけど、治癒段階でもあるんだろうなと思う。血縁とはぜんぜん違う部分での、心の一部を唐突に奪われたんだもんね。
まだまだ仕方ないねえ。淋しいねえ。
この二年、私は何をしてたのかな。
建設的なこともしてきたつもりだけど、どうだろうなあ、〈実〉にはまだまだ遠いのかもしれない。それでも、頑張ってるよ。何とか生き延びてるよ。ぜんぜん違う〈私〉にはなれない。あっちゃんにまた会えるときが来たら、それでも、ちょっとでも欠けた部分から新しく派生した〈私〉の一部分でもあったらいいな。
有り難う。──さようなら、は、まだ云えない。
大好きだよ。どうか、たくさんたくさん、あっちゃんにいろんな人からの花が降り注ぎますように。大好きです。愛してるよ。