9.11で父を亡くした少年が、父の残した鍵とメッセージを探す話。 開始20分くらいで号泣。静かな語り口と母親や祖母の気遣いが喪失感の大きさを物語っていた。 「悲しい」「寂しい」とこんなにはっきり訴える映画は私には初めてかも。
どんなに力を尽くしても報われるとは限らない虚しさと、それでも納得するまで突き進んだ満足感が同居している作品だと思う。 わかりやすい父への愛と、少し複雑な母への愛がそれぞれに違った形で表現されるのも良い。 猛烈に刺さった。とにかく刺さった。
映画とは関係ないけど、9.11の時、私はテレビを見ていて、ニュース速報か何かでそれを知った。 なんだかよくわからないままニュース番組を見ていたら2機目がビルにつっこむところをちょうど中継で見た。 とても不謹慎なんだけど、現実のものとは思えなくて、映画みたいだって思ったのを覚えてる。