世の中には正しい事って言うのがあって、その正しさを阻害したり妨害したりするやつがいて、だからそういうやつを打倒してやろうっていう、つまりはそういう考え方だよな、それは。
でもさ。実際の所世の中における正しさってやつはある種の集団的合意で決まるみたいなところがあるだろう?簡単に言えば、空気とか、風潮とか、多数決とか、そういう。要するに、ある種の行為が正当化されるかどうかは民衆を味方につけたかどうかによる、とても相対的で流動的なものなんだと、私は思うわけだよ。
だから私は正義の味方なんかじゃ決してない。言うなれば正義が味方ってところなのさ。
君が私を正義の味方だと思うのなら、それは君の価値観は"みんな"の側にあるって事だ。喜ぶといい。世の中はぐれ者になったっていい事なんか一つもないのだからね。
そして"悪党"!
手段を選ばない事ができる悪党に対して手段を選ぶ必要があるヒーローはいつだって後手に回るなんて事も言われたりしたけれどそれももう今は昔。
覚悟しろよ。今の私は正義が味方だ。何をしたって許される!