4月10日水曜日。晴天。薄着だと寒い。請求書発行サービスを開く用事があったので、ついでに過去を遡ってみた。商売の証である請求書。自分の場合は人材紹介なので請求書ひとつひとつお会いした方やお客様との思い出がある。一番最初の請求書は78,201円。営業代行費用。人材紹介の認可がおりるまでなんとか数字を作りたくていろいろやっていた。最初の三ヶ月は前職の引き継ぎと並行して仕事をしていたと思う。2015年4月に認可とれてからの正式な紹介フィー1号は216,000円。想定年収の30-40%もらえている今が嘘みたいな金額。これも採用予算の無いお客様からなんとか捻出してもらった。そんな小さな売り上げを重ねながら足掻いて足掻いて結果が出てきたのが想定より早い7月。大手人材会社で1,603,044円。業界水準の料金設定で売上ができたのは起業してはじめてだった。すごく嬉しかったのを覚えてる。8月には保険代理店で3名入社まとめて1,620,000円、同じく保険業界で2名決定864,000円というのもあった。これも今から考えたら破格だけど嬉しかった。そして9月に1,266,192円。前職の友人が繋いでくれたメーカーの営業職が決定した。初年度は役員報酬を止めていたのだけど、ここで税理士先生に黒字になるから報酬もらってもいいかもと言われ、初の役員報酬を自分が作った会社の法人口座から自分の個人口座に振り込んだ。不思議な感覚だったけど仕事人生で一番達成感があった気がする。奥さんに頭を下げて起業して、ダメだったらどうしようという不安、自分のやり方でやるんだという思いが重なり謎の情熱に突き動かされていた初年度。売り上げも低くてどうしようもないけど今の自分よりカッコつけてなくとにかく生きよう生きようと必死だった。今の自分はどうだ?あの時の自分に勝てているか?そろそろあのギラギラした情熱を取り戻す必要がありそうだ。