納骨

aocami
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気がつけば1カ月更新していなかった。でも一言日記は続けているので問題ありません。無いったらない!

もう終わってしまったけど4月を振り返る。

今月は祖父の納骨に行った。新幹線で広島まで行き、そこから島根県まで車で向かう。広島駅で従兄親子と祖母と合流し、お好み焼きを食べる。一族皆酒好きなので、誰がこの後運転するか会議をしている一方、免許未所持の私はハイボールを頼んだ。「あ、ずる!」と従兄弟に言われたがずるじゃないよ。免許が無いから仕方なく頼んだの。「あかん腹いっぱいやし、車少ないから寝そう」と言いながら高速を走る叔父に必死に話しかけながら島根に到着。民宿は海の近くにあり、晩御飯の時間まで散歩することにした。

人生で初めて日本海を見た。白い砂浜に透明な海水。絵に描いたような景色が眼前に広がっていた。こんなに綺麗で穏やかな景色なのに冬の日本海は全く別の顔を見せるらしい。「こ~んなに綺麗やけど、冬の海は海風で吹きさらしになってもう寒い寒い。何べんも押し寄せる波と風で泡が出来て内陸のほうまで泡が飛んでくんねん」と祖母は言っていた。

晩御飯は運動部の合宿か?というくらい量が多かった。タコにのどぐろふぐの天ぷら。自家製の梅酒と梅もおいしかった。12時過ぎまで飲み明かして就寝。

翌朝、車に乗り込み墓地まで向かう。墓石をあけると曽祖父と曾祖母の骨壺があった。曽祖父は大工だったらしい。なるほど手先の器用さは祖父、父、従兄に受け継がれているのか。あれ、私は?

「もうあのお家じゃないのよ。おじいちゃん、お義父さんとお義母さんによろしくね」と祖母が声をかけて墓石を閉じた。愛の溢れている言葉だなと思った。祖母、めちゃくちゃ祖父のこと好きじゃん。素敵な夫婦の幕閉じを見て、なんだか映画のエンドロールを見ているような錯覚を覚えた。

広島駅で従兄親子、祖母と解散して新幹線に乗り込む。翌日有給を取っているので、大阪で途中下車して彼氏の家に遊びに行く。大阪ではあべのハルカスに行ったり、大阪城を見に行ったり…なんてことはなく!彼氏が熱を出したので、看病して終わりました…。悲しい。でも何もせずに帰るのも癪だったので、夜に新梅田食道街に一人で飲み歩いた。大阪にいる友人と飲みに行こうとしたけどその子も体調不良でだめ。なぜ?私、新大阪で降りた瞬間なにかした?