【日常】あったかい言葉

ここあ
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先月、母の誕生日に毎年送ってるイラストをLINEに送ったんだが、めちゃくちゃ既読が早くて、でも返事の送信は早くはなくて……

拙い『ありがとう』の文字に、思わず涙してしまう。

母はデジタルが苦手で、返事も平仮名や句読点が多くて、漢字も上手く変換出来てない。同じような歳の方々が、noteの記事を書いていたりして、ちょっと感動しちゃったりするぐらい、拙い。

長々とは文字では話さない。

代わりに直接、電話だと、めちゃくちゃお喋り。

その辺のギャップが凄いなって。

なんだろな、荷物が来る度に、泣いてる自分がいる。

分からない。嬉しいのか、荷物を受け取って、半べそになって、段ボールを開けてる。毎回、それをやってる。

『荷物、送るって言ったのに、送れなくて、ごめんね』

って、文字にも泣く。

何も出来てないのは、私も同じ。

前は母の日には手作りエプロン、誕生日には手作り鞄をプレゼントしていた。

でも、全然出来なくなって、放置して埃被ってる。

ミシンも、動くか怪しいぐらい動かしてない。

多分、自作から遠ざかって、今の生活になってから、段々気力がなくなってしまった。

前のジャンルから離れると同時に、嫌になってしまったのかもしれない。生地を見ると、色々思い出すから。

まだ、吹っ切れてない。

それと、今は執筆をしたい。

母には申し訳ない気持ちで、いっぱい。

だから、泣いてるのかもな。

何もお返しが出来ないから。罪悪感、悔しさ。

毎年続けるのは大変だ。

分かっていたつもりでも、やっぱり分かってなかったんだな。

それで昨日、母から荷物が届いた。

LINEを見ても、送るよ~の連絡はなく、弟から言われなかったら完全に気がつかなかった。(荷物送る時は大体、連絡くるから)

で、届いた中身は冷凍食品。

市販のものから、弟が勤務する会社のもの、そして言っていたカニ。

『カニでも、送っちゃるから』

本当に来たから、また泣く。

早速、荷物の写メとメッセージを送る。

『あったかくして、食べて、元気出してね』

もう、号泣。

どんなに言葉を紡ごうが、多分勝てない。

素朴で、あったかい言葉。

@aoi1832
ひっそり、のんびり過ごしたい隠居気味の二次創作文字書き兼絵描き