I・モンタネッリ/R・ジェルヴァーゾ、藤沢道郎訳『ルネサンスの歴史 上 黄金世紀のイタリア』を読んだ。13世紀半ばから15世紀末までのイタリアの歴史を扱っている。「イタリア人の市民的発展の基本路線、イタリア人の気風、思想、芸術の展開のあとを追」い、アカデミックな語り口からは距離をとる書き方がされている。
人物について書いてある箇所が特に面白かった。皮肉混じりの評で、戦ったり書いたり謀略を巡らせたりした人々を活写する。ダンテやボッカチオの生涯は興味深かった。
経済などの話が続くと興味が薄れてしまうこともあったが、最後まで読み切った。下巻も楽しく読めそう。