横浜アリーナ

aoringo
·

ぐずぐずしてるうちに12月になってしまったけど、やっぱりせっかくなので書く。

モーニング娘。23のリーダー、譜久村聖ちゃんが11月29日にグループを卒業した。娘。の横アリ公演は、前リーダー道重さゆみちゃんの卒コン以来、実に9年ぶり。わたしはどちらも映画館でのライブビューイングに参加したけど、ほんとうにほんとうに見られて良かった。

コンサートは2日間開催だった。28日はOGも参加して、25周年のお祝いもりだくさんだった。もうさ、ずっと夢みたいな気持ちでいた。シャボン玉、さくら組とおとめ組、りかちゃんの「おとめ行くよ!」の煽り、愛ちゃんイケメンすぎる、さゆれなの彼店!!何よりうれしかったのは、さゆとふくちゃんの「好きだな君が」が横アリのセンターステージで見られたこと!

「好きだな君が」はメロディーも歌詞も歌声もかわいいすばらしい曲ですが、この曲といえば2014年のさゆ卒コン(GMML)。このときはさゆが足をつってしまって、本来はセンターステージでのパフォーマンス予定だったのにメインステージから動けなくなってしまった。そこにふくちゃんが走っていって(通称フクムラダッシュとして今も語り継がれている)、駆け寄ってくるふくちゃんをさゆがなんともキュートな笑顔で出迎えて…。このときのさゆの顔、たまらなく好き。ほんと〜〜にうれしそうなの!わたし、走馬灯でこのお顔を見られたらもう悔いないだろうなって思ってる。そのくらいすてきな表情!自分が誰かに駆け寄っていったとき、こんなお顔で迎えてもらえたら、もう他にはなんにもいらないかも。いいな〜。

そしてフォーメーションダンスなので、さゆとふくちゃんがフォーメーションから抜けてしまった穴を他のメンバーが埋める神調整を見せる。工藤遥ちゃんはこのとき最年少でしたが調整力がすごかった。それが全てコンサート中、わたしたちが生で見てるあいだに起きるという超ドラマチックな展開があった。もはやほぼ伝説。ほんとにほんとにすごいコンサートなんだよ!

さゆが足をつったのは、たしか22分にも渡るメドレーの中で起きた。ライビュで見ててもさゆがなんかおかしいぞって言うのは気づいた。途中でいたっ、ていう顔をしたんだよね。そして、他のメンバーのどうする?どうする⁉︎っていう緊迫感も伝わってきた。このころさゆはひとり歴が長く、誰よりもモーニング娘。を愛していて、偉大で、後輩たちを導いていて、みんながものすごく頼りにしていた。道重さんについていけば大丈夫。メンバーもヲタもそんな気持ちだったと思う。実際は、たくさん思い悩むこともあっただろうし、さゆには脆い部分や人間らしいところもたくさんあるんだけど、でもすごく女神様みたいな存在だった。

そんなさゆのピンチに、後輩たちがコンサート中、めまぐるしく状況が変わる中で「何とかしなきゃ」って頭をフル回転させて、心をひとつにしたのがファンにもわかったんだよ。ここでセンターステージに向かうため、花道に飛び出したのがさゆの次に年長の飯窪はるなんだった。めちゃくちゃに感動した。一瞬どぅーが手を伸ばして止めかけてるんだよね。生の、刻一刻と状況が変わるまさにライブというものの中で、メンバーがそのときの最善を判断して決意を持って行動したんだな…って思ったの。一万人以上の前でこんなことできる??

そんな「好きだな君が」、あの日誰もいない場所を照らしたスポットライトは、9年越しにセンターステージできちんとふたりを照らしていて…。もう涙が止まらなかった。

ふくちゃんの大きな愛を感じるコンサートだった。涙はたくさん流したんだけど、卒コンの寂しさよりは、とにかく明るくて楽しい!これぞコンサートだ!って感じるものだった。ふくちゃんのハロプロ愛を存分に浴びてしまった。「愛しく苦しいこの夜は」が歌われたことに感動したよ〜〜!あと、Go girlってイントロからもう最高最高最高。この曲のことわたしこれから先もず〜っと好きだと思う。なんかもう魂が好きなんだと思う。本能的にキター!!ってなってしまう。この曲のまりあが超!元気にジャンプしていてかわいかった。未来の太陽やHey未来!もすばらしかったね。こんなの、ふくちゃんじゃないと歌ってくれないよ。あとあと、HAPPY大作戦はやっぱり泣けてしまう。恋も仕事も勉強も全部100パー手は抜かない…。こんなにまっすぐで胸をうつ歌詞、なかなかないよ。

わたしは横アリの外周がだいすきで、なぜかというとメンバーが外周を歩いてるのを見守るファンの顔がよく見えるから。みんなすっっごくうれしそうに手を振ったり、ペンライトを振ったり、振りコピしたりしている。うわ〜、なんていい笑顔なんだ!って思うの。ほんとにみんな嬉しそうで、楽しそう。コンサートはこうじゃなきゃね、って思うよ。今回は外周を回るときにバズーカが出てきたり、HAPPY大作戦やらOK YEAH!をやったり、最高の外周でした。あと、ふくちゃんがダブル?トリプル?アンコールで出てきて一周してくれたのもうれしかったな。ほんとにお姫様っているんだ。と思った。なんかよくあるじゃん、お姫様が手を振ってて民衆が感動する…みたいなの。ナウシカのイメージなのかな?それを感じた。お姫様が歩いてくださるだけで、もうそれだけで胸がいっぱいで、ものすごく愛を感じるんだよ。ふくちゃんがドレスだったから余計にそう思った。あと、17期がベール係?みたいになってたのもよかった。

えりぽんのあいさつでボロ泣きしてしまった。ガキさんに言われてからあんまりファンの前では泣かないようになったのに、ふくちゃんの卒業関連ではボロボロ泣いてたね。なんかさ、泣き方がほんとに子どもみたいで「えーん!」って感じなの。つられちゃうよ〜。わたしは後追いで知った時代だけど、よく泣いてたころと泣き方が全然変わってなくてそんなところにも愛おしさを感じた。すっごくきれいなお姉さんになったけど、根っこの部分はあの頃の女の子のままなんだね。

ふくちゃんのソロ、I wishは刺さりすぎてやばかった。人生ってすばらしい。そう思える日も、そうじゃない日もあるけど、いつか納得できるといいな。納得できるんだろうな。そう素直に思った。

今回、衣装もすばらしくってうれしかった。みんなかわいかったな〜。グリーンとピンクだったので9期…と思ってうるうるした。

時は悲しいほどに過ぎていって、きっと一生忘れないと思っていたはずのこのコンサートの記憶も徐々におぼろげになってしまっている。だけどふくちゃんをはじめ、モーニング娘。のメンバーからたくさんの愛をもらったこと、わたしはハロプロの曲とコンサートがだいすきだということ、それはきっときっと忘れないよ。

幸せをありがとう。ふくちゃん卒業おめでとう!どうか笑顔でいてね。