AoTo という名前をインターネットで使っています。転職までいろいろな経緯があったので、年末に思い出して記録してみました。
転職したトリガーは給与でした。文系大学生がなんとか就活で日系大手 SIer に内定を貰い、入社して早数年が経った頃でした。それまではコロナ禍が大きく影響したこともあり、自分が成長できるような挑戦的な仕事を任せられる機会がありませんでした。
新卒で配属されたデータセンターでは、サービスマネージャーと呼ばれる仕事に従事しました。言わばデータセンターの何でも屋で、データセンターへの入管申請・DNS 変更申請・契約更新に基づく見積り・NW 機器の搬入・ランプ確認・サーバー構成設計・SNMP 監視設定・VDI 基盤構成などなど…いろいろな経験を積みました。ただ、専門知識は全くもって積めませんでした。
このままここにいたら何もできない・何もわからない・エンジニアでもない「何か」になってしまうという焦りで、クラウド認定資格を取得し始めました。幸いにも受験費用は正式な申請で会社負担となり、少ない給与を圧迫せずに高額な資格試験を受けられるメリットを最大限享受しようと、取れるだけのものを取得しました。
そして、いわゆる「上流」と呼ばれる、システムの提案・企画・構想などに携わるクラウド部署にポスティング制度を利用して異動しました。クラウド・上流という言葉に期待を持ち、半年ほどは自分にできることをしよう、得られるものはなんでも吸収しようと取り組みました。
でも、待っていたのは失望でした。この部署には、一部を除いて会社の都合でクラウドに関わることになった人しかいない、そう気づきました。
そうした小さな失望が重なり、給与がトリガーで転職を決意しました。誰よりも資格を取得し、それを業務に活かす活動も行い、他の方の資格取得も支援しましたが、評価は社内転職時に決まっていました。ジョブ型人事制度の枠をほぼ年次順に埋めたそうです。ナンジャソラ
今は楽しくやっています。評価もされています。恵まれた環境に感謝して…