【読書記録】佐宗邦威『じぶん時間を生きる』

shiro
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昨日、noteに記事を投稿したのだけど、こちらの方が良かった気がして、同じものを置いておく。

---------- 以下、noteより ----------

初めて読書記録というものを書く。 自分のための記録としては、本の抜き書きや考えたことを書いているものの、こうやって人に見られる形で書くのは初めてだ。

紹介するのは佐宗邦威氏の『じぶん時間を生きる』

書名:じぶん時間を生きる : TRANSITION

著者:佐宗邦威(さそ・くにたけ)

出版社:あさま社

出版年:2023年6月

ISBN:9784910827018

目次

  1. きっかけ

  2. 転機における3段階

  3. 著者についての偶然

  4. あさま社と未来につなぐこと

きっかけ

地元の本屋で偶然手に取ったのが読むきっかけ。タイトルとカバーに惹かれて手に取って、手触りが良かったのがまず嬉しかった。本を開いて目に飛び込んできた紙の色も文字も読みやすい。

パラパラとめくって、この人の文章を読んでみたいなと思ったから、買うことに決めた。この先どう歩んでいくかを考えているところだから、そんな自分の意識とも合っていたのだと思う。

転機における3段階

第2章の「転機における3段階」に引き込まれた。

人生における転機には3つの段階があるという。  ・第1段階:終わらせる時期  ・第2段階:ニュートラルな段階(ニュートラルゾーン)  ・第3段階:次のステージを始める段階(再生期)

転機の始まりである第1段階は、今まで当たり前だったものを手放し、一旦終わらせることで、新たに別のものを受け入れる余白をつくる段階だ。

次の第2段階は、自分が何者でもないという不安や恐れと向き合いながら、興味のあることをなんでもやってみる段階。

第3段階は第2段階を経て進むべき方向や「この方向に行けば面白いのではないか」というものが見えてきたら、その方向に向かって積極的に行動していく段階。

ちょうど私はその第1段階から第2段階にいるようだ。色々なことが「終わり」を迎えてきて、自分でも次に進むための試行錯誤をしている。その試行錯誤は先に進むための大事な時間なのだとこの本に背中を押してもらえた気がする。

著者についての偶然

読んでいる途中で分かったことだが、佐宗氏の著書を読むのは初めてではなかった。以前に『直感と論理をつなぐ思考法 : VISION DRIVEN』という本を購入して読んでいたことに気づいた。

書名:直感と論理をつなぐ思考法 : VISION DRIVEN 著者:佐宗邦威(さそ・くにたけ) 出版社:ダイヤモンド社 出版年:2019年3月 ISBN:9784478102855

どちらも偶々手に取って購入した本で、約5年の時を経て同じ著者の本に偶然巡り合うというのも面白い。

あさま社と未来につなぐこと

あさま社という名前を初めて聞いた気がしたので、調べてみた。 2022年1月に設立された出版社のようだ。

あさま社のMissionとして、「未来へ届く本」が掲げられている。

あさま社 は「みらいへ 届く本」をミッションに軽井沢を拠点として、時を超える本をつくり、出版文化の継承を担う出版社です。私たちは、本を触媒として人があたらしい自分と出合っていく体験をもっとも大切にしますていねいに1冊の本を編み ”本がそばにある世界”を次代に引き継ぐことで子どもたちの生きる未来が、よりよく 変容することに貢献します

Visionは「心を耕す」「種をつなぐ」「根を張る」の3つ。

ホームページにある「人はなぜ本を読むか」という文章もぜひ読んでほしい。「みらいへてわたす 工房のような出版社」という言葉からこの出版社の思いが伝わってくる。

今という時代で数十年を過ごして去っていく自分たちにできることは、先の人たちに何かを残すこと、手渡すことではないかと思う。何を手渡せるのかまだ分からないけれど、そういう人に私もなりたい。

@aoto_shiro
考えたことや感じたことの記録場所です。 / note でも書いています。 note.com/aoto_shiro