坂月さかなさんの『星旅少年』というSFファンタジー漫画がある。前から知っていて読みたいと思っていたもので、立ち寄った本屋さんで見つけて3巻まで購入した。
表紙の青色がとてもきれいで、絵も素敵なのだ。
昨日はその漫画を一気に読んだ。1巻目はくすっと笑いながら楽しく読んで、2巻目を読み始める前にほうじ茶を淹れた。ほうじ茶を飲みながらゆっくり読んでいたのだけど、どんどん話に引き込まれて2巻目の最後の話で気づいたら泣いていた。そのまま泣きながら3巻目まで一気に読み終わった。
私は本を読みながら時々泣く。泣きながら読むので、一人でないと読めない。なんで泣くのかというのは自分でも理解できているわけではないから言語化しづらい。ある登場人物に対して、共感してというか、その傍らに立ってというのがいいのか、自分の心が入り込んでというのがいいのか、泣く。どうしようもない寂しさとか悲しみとか後悔とか或いは温かさとか、そういうもので泣いている。これまでの自分の経験とどこかで混ざり合っているのかもしれない。
きっとこの本は私の大事な本になる。