好奇心が行動の原動力になっている。
とても慎重な性格なので、石橋を叩いて叩いて渡らないことが多い。
それでも近頃はまた好奇心の方が勝っている。
子どものころから新しいことを知るのが好きだった。
本が好きなのも新しいことを知ることができるからというのが理由の一つだ。
それは図鑑とか資料集とかそういうものでもあるし、物語もその一つ。
子どものころは新しい世界に入ってみたくて、次々と本を手に取った。
学校の図書室は幸せな場所だった。読んでも読んでも本はたくさんある。
今日はこれを読んで、明日はあちらの本を読もう。なんてこともできた。
知らないことばかりで、この本にはどんな世界があるのだろうと毎日ワクワクしていた。
その好奇心が戻ってきた気がする。
それは心の余裕とも言い換えられるかもしれない。
大人になって、生きることで精いっぱいになっていた時期から、色々とありつつも自分の場所やペースを掴みつつある中で、ようやく余白が生まれつつある。
これも一時的なものかもしれないし、そうでもないかもしれない。
どちらにせよ私にとっては再び好奇心とともに生きられることがうれしい。