バッグや財布から机に器まで、何か物を買う時は心が動かされたものを買うことにしている。
新しいカバンや財布、器は特にそうだ。惹かれたもの、目に留まって、目を離すことができないもの、心を動かすもの、見ていてワクワクするもの。それが見つかった時に買う。
今日は新しいカバンが見つかった。もう数年もの間、新しいカバンが欲しいと思い続けていた。他のものを買いに行ったついでに、たまたま立ち寄ったお店。いつものように端から一つ一つ見ていく。カバンもあれば財布もある。一つのカバンの前で立ち止まった。そのカバンはほかのどの商品よりも際立って見えて、私にとっては別格だった。手に取って、色を見て、中を見せてもらって、少し考えて買うことにした。いや、考えはしたけれど、そのかばんを見た時から買うのであればこれだと確信していた。色も形も質感も手触りもどれも素晴らしくて、大きさも求めていたサイズで気になるところもない。今から使うのが楽しみで仕方ない。
他の人が日常で使うものにどれくらいこだわりを持って吟味しているかはよく分からないけれど、自分は結構こだわりが強い方ではないかと思う。
色や手触り、質感といったものを大事にしている。使うものは気に入ったものばかりで、緊急でない限り妥協をして買うということはしない。違和感を感じるものは買わないことで、一つ一つのものを長く使えるから。
気に入ったカバンを見つけて今日は幸せだ。その気持ちをここに残しておく。