レンティオさんに「カタカナ表記」を主体にしたら、指名検索が伸びた話を取材させていただいた。
この記事をつくるにあたって、①「アルファベット」で多く検索されているブランド名と、②「カタカナ」で多く検索されているブランド名を調べたので、簡単にメモしておきたい。
① 検索数が「カタカナ < アルファベット」になっているブランドが以下。
アルファベットで検索されがちな名称は、傾向として「文字数が少ない」「アルファベットのままでもわかりやすい」といったものがある。
また、ブランドとして「アルファベットのまま」でコミュニケーションしているものだと英語のイメージが定着しやすい、という要素もあるように感じる。
例えば、「kindle」はAmazonの商品ページでも「kindle」で、プレスリリースなども「kindle」のまま。カタカナをあまり併記していない。(例)
Discordなんかはカタカナで検索されていそうだが、アルファベットの検索数が多い。Xの公式アカウントが「Discord Japan」であるし、リプライを検索しても基本毎回「Discord」と表記されている。
また「スマホの自動変換などで出てきやすいか?」という要素や、toBかtoCか(例:toBだとそのサービスについて理解の深いユーザーが多くなるためアルファベットのままでも検索しやすいなど)という要素もありそうな気がしているが、そこまでの傾向はわからない。
逆に、② 検索数が「アルファベット < カタカナ 」のブランドは以下。傾向としては「文字数が多め」「文字で正確に入力するのが難しい」といった要素があって、だから「カタカナの方が楽じゃん」となる。
ユニクロは「UNIQLO」をみんな読むことはできると思うが、文字で書こうとすると「U」なのか「YU」なのかパッと出てこない可能性がある。
ダイソン「Dyson」も読めると思うが、これも「Dy」なのか「Di」なのか「Dai」なのか、正確に想起して文字で打ち込める人はおそらく少ない。
このようなブランドは、カタカナで入力する利便性のほうが高くなって、カタカナのまま入力しやすくなるのかも。