今日は兄と映画を見に行く日だった。映画は夜の予定。それで午後から家を出発した。途中、歩道に雀の死骸が落ちていた。それなりの大きさのぴくりとも動かぬ亡骸が道の真ん中に堂々と鎮座していたので、不気味だった。上映まで時間があるのでブックオフに寄った。ざっと棚を見て、安部公房の『箱男』が少し気になったけど、結局なにも買わなかった。その後まだ1時間ほどあったのでサイゼで時間を潰した。1時間は長いなあと思っていたけど、いざ過ごしてみると、たくさん頼んだご飯を食べるのと上機嫌な兄の旅行話などを聞くので、時間はあっという間に過ぎた。映画は「マイケル」を見た。かのマイケル・ジャクソンの半生を追った作品で、特に父親との関係が一つの焦点となっていた。
大江健三郎の連作短編『「雨の木(レイン・ツリー)」』シリーズの1、2、4を読んだ。初期短編と比べると難解というか入り組んだ文体と構成になっており、内容を追うだけでいっぱいでその真意を理解できたという感じは全然しないが、それでもどこか引き込まれるところのある作品群だった。しかしあまり物語を読んだという感じはしない。メタフォリカルなイメージの周りをただ撫ぜるうちに終わってしまったような。欠けている3と5を読めばもう少し何かわかるのかも。
昨日に引き続き澁澤龍彦『快楽主義の哲学』の第1章「幸福より、快楽を」を読んで読書メモを書いた。