今までよくチュートリアル・ヘル(チュートリアル地獄)について耳にしてきた。
これは、初学者が陥りがちな罠で、チュートリアルで学んだ後に、他のチュートリアルを見て、また見てを繰り返し、いざ自分の力でプロジェクトを作ろうとしても何も作れないという。
これまで、この状況に陥らないように意識してきた。
同じ言語・フレームワークに対して、チュートリアルは一つに絞った。終わってから、あるいはその合間に、自分で何かを作ることを意識した。
それでも上手くいかない気持ちが多かった。理解できていない部分も多く、チュートリアルに戻りたい気持ちが湧いてくる。ここで戻ると、チュートリアル・ヘル行きだと思い我慢した。
そんな中、最近流行りの本『世界一流のエンジニア思考法』に、時間をかけて理解することの大切さが説かれていると知った。
私の問題はここにあったのではないかと。
チュートリアルを厳選して基礎を学び、その後はプロジェクトを開発して実践に移る。この工程は間違っていないはず。
しかしその前提にある、チュートリアルで基礎を学ぶの、「学ぶ」に対してあまりにも受動的だったのではないか。
見て手順通りに手を動かして理解したつもりでいるが、出てきた疑問を解消せず次に進めたり、あるいは疑問すら出てこないほど受け身の姿勢でいたように思える。
その技術で基盤となる基礎を80%ほど理解してから、実践に進むべきなのではないかと。
このように、つい最近思ったので、備忘録としてここに記載する。