


昨日はポーラ ミュージアム アネックスで鈴木のぞみ 『Slow Glass — The Mirror, the Window, and the Door』を、今日はWHAT MUSEUMで『諏訪敦|きみはうつくしい』を観る。
象れば象るだけかつてそこにあったはずの存在がかつてそこにあった事実こそ際立って今はもうここに無いという不在の輪郭が濃く深くなる。質量と重みとを増した記憶や時間に眼前まで迫られて、これが知りうる誰かの話であれば堪えられるとは思い難い。
知らないうちに大事なものからはぐれてはいないか。迷い人なのはどちらの側か。語れないことはないかと問われて少しばかりの嘘をついた。