「グーニーズ」のノベライゼーションを読んでいる。13歳のマイケル少年による軽妙な語り口が心地よい、いかにもアメリカ的なこじゃれた冒険小説。思春期の甘酸っぱさも溢れてる。
映画の尺では、あの魅力的なキャラクターの魅力を十分に描き切れなかったんだろうなあ。と思ってしまう小説だった。時間的な制約から解き放たれ、一人一人の人物、一つ一つの出来事を丁寧に掘り下げている点は、まさしくノベライゼーションのお手本のような一冊だと思う。
筆者のジェームズ・カーン氏は、他に「スター・ウォーズ」のノベライゼーションなどを書いていて、オリジナル小説に関しての情報は国内では出てこない。そういう職業作家なのかな?
興味が湧いたので、今度は「スター・ウォーズ」のノベライゼーションを読んでみたい。