2024年4月6日(虐殺に反対する)

国連人権理事会における、ガザへの停戦や、加盟国にイスラエルへの軍需品などの売却や移転の停止を求める決議に、米国を含む六か国が「ハマスへの非難の言及がない」などの理由から反対し、日本を含む十三か国が棄権した。日本は棄権の理由を「当事者からのさらなる説明が必要だ」などとしている。

反対と棄権に投じた国の言い分が、生命の尊さに優先するとは、ぼくは思えない。説明の前に殺すのを止めろ。

自分や、その家族が同じ目に遭っても平気なのか?というのが、ぼくの率直な考えなのだが、これは幼稚な意見なのだろうか。

虐殺が始まって以来、パレスチナの死者数はゆうに三万人を超えた。ぼくの生まれ故郷の町の人口は約1万人だった。数的に言えば、故郷は皆殺しになったことになる。一人残らず殺された。

ぼくが虐殺されていないのは、ただの偶然だ。だけど、虐殺に反対するかしないかは、ぼくの意志であり、責任であり、選択だ。

虐殺に反対する。殺さないでほしい。