Twitterでフォローしている人の中に、とても美味しそうな料理の写真をアップしている方がいる。
多種多様な料理を、料理なんて楽しく美味しく出来上がれば、適当でかまわないのさ。と言わんばかりの大胆さで作られていて、いつも楽しみに拝見している。快活な調子で作られる料理のことごとくが大好きなんだけれど、実はぼくが一番かっこいいなあと思ったのは、料理後にその人がぴかぴかに磨いたシンクの写真だったりする。
水垢一つない、生まれたてみたい姿に磨かれたシンクの写真だった。その写真を見てからぼくは(料理の上手いひとは、きっとシンクをぴかぴかに磨く人だ)と考えるようになって、なるべく見習うことにしている。
「からくりサーカス」でエレオノールが言っていた「道具は大切にしないと、いつか裏切りますから」。という台詞を思い出す。なるほど。道具だけじゃないけどね。