麴が発酵してきて、とてもうれしい。
黒い醤油に浸かった麴が、とろとろに柔らかくなってきている。試しに、香ばしく焼いた油揚げに乗せて食べてみたらどうだ。醤油の尖った塩みが、あちこち丸くなっており、ふんわりとした旨味に変質している。こりゃすごい。
玉葱麴でシャリアピンができるし、トマト麴でパスタができるし、塩麴でコンソメが代用できる。これは万能調味料なのではないだろうか。
こんなすごい触媒について、ぼくは詳しくない。麴ってなんだ？勉強してみよう。あたりまえだけど、世の中は知らないことで溢れてるな。既知のなかで生きているような、こまっしゃくれた顔すんな。ぼくは紛れもなく未知のなかで生きてる。