2024年1月16日(弱音を吐こう)

弱音を吐こう。吐く練習をしよう。喉につまった弱音が、呼吸を塞いでいるのならば。

大きな蝶がやってきて、くるくるした口吻を突っ込んで、喉を塞ぐ弱音を吸ってしまえばいい。そして弱音を鱗粉に変えて、月夜にでも撒いてしまえばいい。

誰かが開示してくれた弱さが、計らずしてぼくの沈黙を代弁し、救ってくれたことが何度もある。

だから、弱音を吐こう。邪魔する奴にこそ吐いてやろう。

さあ、弱音を吐こう。そして空っぽになってデートでもしよう。