2024年2月25日(一万年前のぼく)

空気が汚れるのは、ぼくが自虐や他責を吐く時だ。精神的に不浄な呼吸は概ね、狭い部屋の中で行われる。青空の下、澄んだ空気の森を歩いている時には、そういうものを吐こうとは思わない。広く美しい場所に、自虐や他責が似合わないことを、何故だか身体が理解しているからだ。もしかしたら、昔ぼくも森の一部だったのかもしれない。古代の密林の無口な枯葉だったのかもしれない。

枯葉のくせに、よく悩み、よく迷うものだ。と思う。風に吹かれて考え直せ。