2024年5月15日(ニーチェ再読)

ニーチェを読み直している。

「神は死んだ」の一節から、虚無的な印象のある哲学者だが、言うまでもなく力。しかも善なる力を希求した哲学者だ。

2020年前後から、ニーチェ。そしてアドラーの名前を書店でよく見かけるようになった。何故、今ニーチェとアドラーなのだろう。と、ずっと不思議に思っている。二人とも人生という円の中心部に、何よりも自己を置くことを推奨する思想を唱えている。きっと多くの人が今、その中心を見失っているのだろう。

どうでもいいけど、ぼくがニーチェの名前をはじめて知ったのは父親が読んでいた「課長 島耕作」からだった。「女にニーチェ読ませてどうすんだ」という台詞があって、読んだ当時は意味がわからなかったし、今でもわからない。