100均に行く #007

100均に行くのが好き。ダイソー、セリア、キャンドゥと聞くと胸が踊る。好きすぎて、散歩などしている最中に、脳内にキャンドゥの例のマーチが流れることがあるくらいだ。

なんでだろうと考える。まず一番最初に「サンリオグッズがある」ことが挙げられそうだ。通常サンリオグッズはどんなに安くても500円以上、四桁台がデフォで、脳死で購入すると1万円をゆうに超えることがある。散財についてはなるべく許容するスタンスを取っているが、流石にメン病みすることがある。そんななか、100均であれば基本100円、どんなに高くても300円くらいという心と財布に優しすぎるプライシングだ。ぽいぽいかごに放り込んでも、後悔しない支払える金額であることに、安心感がある。

次に「生活を振り返る機会になる」ことがある。皆さんご存知かとは思うが、100均はキッチン用品・インテリア・食品・収納用品・清掃/衛生用品・洗濯用品・トイレ用品・防災用品といった生活に必要なものだけでなく、化粧品・雑貨・文房具・おもちゃなどの娯楽に近い商品もあったりと、とにかく守備範囲が広い。店内を隅々まで探索すると、自分の生活に何が足りないか、自分の生活が今どうあるか、ということのモニタリングにもなる。可愛いものだけじゃなくて便利グッズも充実しているから、「これがあったらもうちょっと家事の負担が減るかも」「これを飾ったらもうちょっと生活が豊かになるかも」など、いろいろな妄想をめぐらすのも楽しい。新しいグッズも気軽に買えるから、なんとなく生活が向上する感じも嬉しい(安物買いの銭失いという言葉があるが、多少なら失敗してもええやろ派なので気にならない)。

最後に「利他的になれる」ことも見逃せない。私は100均の便箋などの文房具やラッピング用品、ギフト用品売り場がめちゃくちゃ好きなのだが、それを見ながら「この人に贈り物をしよう」とか「パンを創ったらこれに詰めてプレゼントしたいな」とか「手紙を書くならこんなときに」とか「こんなお祝いしたいな」とか、他者に目線が向く。これはサンリオ的に言うと『Small Gift Big Smile!』(みんなが仲良く助け合って幸せに生きていってもらいたいという願いがこもった、サンリオの企業理念。ちょっとした贈り物で人と人との輪をつなぐことの重要性を折に触れて「いちごの王様」が教えてくれる)なのだが、まさにサンリオ的な概念であり、他者への感謝や幸せに目が向く機会のひとつであることも影響している気がする。

あーなんだこれ、サンリオショッ…違う、100均行きたくなってきた。(どっちなんだい)(違わないな)

余談1:わたしの住む大船には、ダイソー、セリア、キャンドゥのすべてがあり、しかもセリアとキャンドゥは隣り合っている。さらにその向かいにはドンキもあり、かつ駅前には3COINSもあることから、私の「雑な買い物をしたい」欲求は概ねこのエリアで満たされる。