プロトタイピングの呪い

個人開発をここ数日やっていてわかったことがある。

杉本さんがXでプリミティブなことができてない自分を認めようと言う話があったが、まさにこれだ。

僕はボックスモデルをわかってなかったし、ボックスモデルを暗記してなかったし、故にレイアウトというものも理解してなかった。

だから俺はいつまでもスタイリングがわからないと喚いていた。

自社のデザイナーのリーダーに、「デザインがわからん」というところから話を聞いてみたが、聞いていった結果、詰まるところやることでしか身につかないことも分かった。(その方は別にそんな主張はしてない。こういうの読んでみたらどうでしょう的な感じの提案だった。)

というわけで思い切ってやることにした。

Reactハンズオンラーニングを読み、MDNでCSSの項目をchatGPTに渡して問題集を作ってもらったり、tailwindcssの書籍を買って書面に書いてる内容を写経したり、Remixのドキュメントを端から端までざっくり読んで写経したりと準備して個人開発に臨んだ。

今は開発が楽しくてたまらない。と同時に結果よく分かったことがある。

手を動かすと引き出しが増える。

しょうもない引き出しかもしれないけど、それで良い。

「エンジニアは作りたがるけどまずはプロトタイピングしてユーザーに見せて反応をみてその場で買ってもらえるなら開発しよう」

この言葉を間に受けて良いのは大量の引き出しがあるやつだけだ。

俺が手を動かせない理由は技術力がないだのもっと勉強してからだのではなく「引き出しがない」からだ。

手を動かしてないからだ。

これはもう、インフラにもバックエンドにもあらゆることに言えるんだ。

完璧主義だからできない、を解像度高くすると、「手を動かして引き出しを増やして挑め」だ。

ライオンに見えていたんだけどズームしたら鬼太郎の本の挿絵みたいな感じだ。

登さんがインチキという言葉をよく使っているが、そう。それで良いと思うんだ。

自分のタスクをtodoistで管理してるんだが、全てのタスクの頭に「インチキ」とつけている。

すると、プログラム自体は最悪「表示されればよい」レベルになるんだ。すると問題は途端にシンプルになる。

楽しく頑張れ俺。たくさんのインチキを積み重ねていこう。

@aroron
webシステム開発をしている開発者ぽい何かです。