ギルティギアで麻雀と出会った女の話3

あるさ
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父から麻雀で上がれない理由を知った私はゲームセンターに赴き兎~野生の闘牌~を遊ぶ。勿論シャモアでだ。相手にはカナを選ぶ。このゲームはコンビ打ちで対局中は相方の顔が映るのだが、私は普段兎を選んでいた。だってカイに似てるんだもの。しかし漫画を読んでキャラクターがわかった今、そして自分が役をイマイチ覚えていない(三元牌は覚えた)中で選ぶならカナ。ラス親で爆発してくれる事を願ってだった。

配牌がとても良かったらしく、1回戦・2回戦と何故か大物手をあがれた。すると3回戦だったかにZOOのボスである園長、そして園長とタメをはれる強さの仙道が出てきてぼこぼこにされた。理不尽だ。理不尽すぎる強さだ。しかしここで負けるわけにはいかない(負けているが)周囲に待っている人がいない事を確認して私はコンティニューをする。しかし園長と仙道にならなかった記憶がある。確かゴンとイチローになったような。

はっきりと覚えていないのだが、その後ボスである山城と優も倒して運よく全クリをした。EDがなんか二時間ドラマみたいだなあと思った記憶は残っているのだが。

本当に運が良かったのだろう。ここまでツイていたのは以前KOFの何かの作品で負けるとコンティニューでルーレットが回って「次のステージへ」となってボスまで行けた時位だ。普段3ステージ目で負ける実力だったので勿論負けたが。

そのあたりの頃だっただろうか。時系列は覚えていないが、その時私はある雑誌を購入していた。

ヤングガンガンである。

ガンガンが青年向けに刊行した雑誌であり、私はガンガンで連載していた「ロトの紋章」に最終回2回前ではまったという経緯があるのだが、どうやら続編が連載されるという事で創刊から買っていた。というかヤングガンガンが出る前に3冊出ていたガンガンYG(そんな名前だったと思う)から買っていた。

ロトの紋章の続編を楽しみにしていた私は最終回と最終巻の描きおろしでフラグが急遽作られていたような推しカプが結婚していた事に(ありがとうカムイ先生……!)と、ローソンで一人悶えながらレジに本を持って行った。

そんなヤングガンガンだが、ある号で麻雀の新連載があると告知があった。

咲である。

咲の新連載と同時にもう一つ連載が始まった。

麻雀界隈で有名な二階堂姉妹が麻雀を教えるコーナーだ。

その告知を見た時、私は思った。

これで役覚えられるんじゃないか?と。

次回「音ゲーと麻雀格闘俱楽部」

@arusa623
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