昨日絵描きについて書いたので今日は文字書きについて書いていこうと思う。
最初に自分で物語を考えて書いたのは人魚の話だった。小さい海辺の町が舞台の、人間の男の子と仲良くなりたい人魚の話。この一行だけでも内容がありきたりな話だと判ると思うが、一番最初に書いた話だから大目にみてほしい。ジャンルとしては現代ファンタジーになるのだろうけれど、やっぱり昔からファンタジー小説を書くのが好きだった。
その後、ある小説の構想を始めたが設定やプロットに近い散文に留まり、書き出す事はしていなかった。あれこれ考えるだけで満足していた部分もあったと思う。
状況が変わったのは、二次創作がきっかけでサイトを開いた時。自分でいうのも何だが昔はめちゃくちゃフットワークが軽くて、今考えると中々無謀というか無鉄砲なのだが、やりたいと思ったものは勢いで手を出していた。
サイト開設当初は二次創作オンリーだったが、そのうち自創作も書きたくなってきて。ただし、構想を練っていた小説は話が広がりすぎて書き切る自信がなかったのと、それまで二次創作しか載せていなかったところにいきなり自創作、しかも超長編を載せたとて受け入れられないだろうと判っていたから、練っていた小説の主人公の妹とその相棒を主役に据えて短編を書き始めた。
これが最初にネットで上げた小説(ちなみにこの短編は今はもう公開はしていないが、練っていた小説はその後何年かしてから書き始め、ノベルアッププラスの方で公開、完結済)で、そこから何作か書きながら少しずつ組立て方を学んで今に至る。
絵描きも文字書きもまだまだ勉強中の身なのでどうしたって拙い部分もあると思うけれど、これまでの積み重ねが今の自創作になっているのは間違いないのだ。
他者比較をするのではなく、自創作に対しての自負を持った上で創作活動をしていければいいな、という理想論を頭に置きながら過ごしていきたいと思う。