なべこ団子をドカ食い気絶した半日後に祖母が救急車に乗ったので、身辺がばたばたしている。ようやく少し落ち着いたかな。祖母はすっかりピンピンしています。
何かを書きたい気持ちはあるのに、自分の中から物語が出てこないみたいな事がずっと続いていて焦る。半年前に環境が激変して、生活に馴れるのを最優先して、さあそろそろと思った。なにかを書こうと思って書き始めると、自分の触れられたくない所にぶちあたる。これはもう無理だと匙を投げる。書きかけの小説もどきがどんどん積み上がっていく。
読書でも、触れられたくない箇所に踏まれて悲鳴をあげるという傾向が顕著で、例えば某助教授兼探偵の言動が無理過ぎて途中で音を上げた。ずっと楽しみに読み進めていてようやくシリーズ最終巻に辿り着いたのに、だ。読みかけのミステリがこれでもかと積み上がっており、多忙な名探偵ばりに未解決事件に追い立てられている。
それというのも本を読むからというわけのわからん理由で放逐されたのが原因だ。当時は悲しすぎて本を読めなかった。でも現実は自分で落とし前をつけるしかなく、精神は誰かからの優しさとフィクションを求めるので、「読書」ではなく音読作品や舞台演劇の配信などをずっと摂取して精神の均衡をたもっていた。あのとき舞台・刀剣乱舞の無料配信がなかったら私は今ここでこうして振り返っていないだろう。ありが刀剣乱舞。
今は過渡期で、読書を心から楽しむのに時間がかかるという話なのだろう。読めないくせに読みたい本はどんどん増える。
長年の習慣により、紙の本を手に取らないと、という焦燥感にせきたてられる時がある。こういう時は他の要らない事を考えないで作品世界に没頭できるので、苦しくない。助かる。物心ついてから継続しているのが読書と文章を書くことなので、そのうち後者もこういった衝動に突き動かされればいいなと思う。人生はなかなか長そうなので、今は読書ではなく映像作品の鑑賞をする時期だと割り切ろうか。Huluにも加入していることだし。今は「極主夫道」を見ています。稲森いずみさんが佇まい・演技ともに良い。
https://www.hulu.jp/jukkakukannosatsujin
↑今週末に「十角館の殺人」が映像化されるので心中お祭り騒ぎだよ。原作小説を今のうちに読んでおくか、映像化を見てから読み返すか、逡巡するこの時間も楽しい。アーヤはその作品の傾向によりあまり実写化されてこなかったので、今後もどんどんお願いしますよ。