5/5イベント御礼&装丁備忘録

朝吉
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スパコミお疲れ様でした!

前日から東京に来ていたのですが夏のような日差しと気温にびっくりしました…。イベント当日も熱気がすごくて本当にあつあつでしたね~!そんな暑さのなか当スペースにお立ち寄り頂いた皆様、ありがとうございました。

今回も制作中から当日までバタバタしてしまいましたが、立ち寄ってくださった方に本を直接お渡し出来るのが何よりも一番嬉しくて、イベント参加して良かった~…と胸がいっぱいになった1日でした!

嬉しいお言葉や差し入れなど、温かいお気遣いもありがとうございました。受け取らせて頂いた際にもお伝えしてましたが、全て大事にいただきます~…!

▪新刊の装丁について

印刷所:株式会社ブロス

カバー:クラシコトレーシング58㎏ 白

表紙:キュリアスIR206.5㎏ パール

本体:モンテシオン69㎏

オプション:カレイド印刷

今回の新刊「しじまに惑って」は水族館が舞台のお話です。片思いの虎於と、答えを直ぐに返せないでいるトウマの繊細さ・水族館から連想される水面や波の透明感を装丁にも反映させたいと思い、やってみたかった装丁のひとつであるトレーシングペーパーのカバー付き製本にチャレンジしてみました。

トレペ自体の透け感に加えて、インクが乗った部分は少しきらきらして可愛い…! 本の本体表紙には同じくきらきらとした特殊紙を使ってみたのですが、これも可愛い…。 透けることも考えて本体にはデザインを入れず、表4の部分にだけちょっとした文字を入れてみたのですが…それで丁度良かったように思いました。

特殊装丁をするとなると、どうしても早まる各種締切…。そんなスケジュールなのに一番大事な本文作業が笑っちゃうくらいなかなか終わらなくて夏休み最終日のこどもみたいな心境で原稿をしてました。ギリギリのギリ過ぎる。 イベント当日、スペースに届いていた新刊を恐る恐る確認していたのですが、懸念していたとんでもないデータミスも無く…ひと安心することが出来ました…!

今回の新刊では初めて株式会社ブロスさんに印刷をお願いしました。

「ブロスさんはカッチリ製本!」とかねがねお噂を耳にしていたのですが、本当に綺麗に製本していただいて感動しております。カバーの巻きまで美しい…自分で巻いていたらこんな風に出来なかっただろうなと思ったので改めてお願いして良かったです。

表紙のイラストが青系の色にまとまってしまったので普通に印刷をすると色が沈んでしまうかも…?と思って、オプションでカレイド印刷に変更しています。(全然知らなかったのですがトレペにもカレイド印刷って出来るんだ!?と驚いてました)印刷されたものはデータの色味と遜色ありませんでした。信頼しかないカレイド印刷…。

※ちなみに過去の発行物で表紙をカレイド印刷にしたもの→既刊「Cherish」「ラストチェリー」でも使用してました。 ラストチェリーだけは再版時期によってカレイド印刷版、CMYK印刷版、RGB印刷版があり、若干色味が違ってます。(※本文はすべて同じです) それぞれの印象としては【カレイド印刷版→ピンク強調・肌色がすごく鮮やか】【CMYK印刷版→落ち着いた色になる・これはこれで大人っぽくて可愛い】【RGB印刷版→気持ち赤色強め?ビビット得意・トウマの髪色に合う】こんな感じでした! 今後も取扱ってくれる印刷所が増えていってくれたら嬉しいです。

本のサイズも今回初めてB6サイズにしてみました。一般的な単行本サイズとのことです。サイズ感がなんとなく分かっていても、当日まで仕上がりが未知数過ぎる…と若干不安だったのですが、B6本小さくて可愛い…!特典小冊子みたいでテンション上がりました…!! 初めて作った同人誌からずっとB5サイズで発行してきましたが、これはこれで良いな~…また作ってみたい!と思いました。(毎度あとがきをレシートみたいな長さにしてしまうのですが、B6サイズだと文字がめちゃくちゃ小さくなってましたね…読みづらかったらすみません…!)

まだまだ使ってみたい特殊紙、やってみたい特殊装丁も沢山あるので締切スケジュールと相談しながら無理なく楽しめる範囲でチャレンジしていきたいです~!

今のところ、次回参加イベントは未定でした。それでも作りたい本は沢山あるので(直集!直集!愛情たっぷり料理エプロン🐶本!!!)何か決まり次第お知らせしたいと思います~…!

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ここはこんな感じにイベントの備忘録や装丁の話など、気まぐれに日記を書き残す場所にしていきたいと思います。 思い出だけじゃなく記録として残しておくとあとで見返してもきっと楽しいはず…!