「セクシー田中さん」の作者である漫画家の方が、ドラマ版に対する経緯説明といいつつ、ドラマ版スタッフへの恨み節的なことを書いていた。漫画に忠実に、原作を改変しない、作品に込めた思いや核となる部分を大切にしてほしい、といったドラマ化の条件を飲んでくれたにも関わらず、いざ制作が始まるとまったく守られなかったらしい。
原作者として作品をコントロールしようとしたが、何かしらの壁に阻まれてしまったのが今回のできごと。ドラマの現場のプロの人たちには失礼なことだと理解しつつも、それでも出した条件をドラマ班側が受け入れたのだから、原作者の不満は当然のことだろう。
そして、誰か個人を悪者にして終わらせてはいけない話だとも思う。特定の人物への批判の声が上がっているようだが、個人の問題ではなく組織、仕組みの問題だと考えるべきだろう。
原作者の方にとっては大変悲しい出来事だったと思うし同情するが、これでわかるのはやはり原作と映像化作品とは別物と考えて割り切るしかないんだろうなということ。原作者もそのファンも。