またまた前回からの続き。
文章は洗練させすぎると無個性で面白みがなくなってしまうのにプラスして、ネットで叩かれないように全方位的に気を配ると、より面白みのない文章になってしまう。
たぶんわたしはこのワナに陥ってしまっていたんだと思う。そしてそこから救ってくれたのがポッドキャストであり、同人誌だった。
ポッドキャストのしゃべりもアナウンサーがニュースを読むようなレベルまで洗練できたら面白みは減るんだろうけど、どうせそこまではいかないスキルの低さが味になるんだと思う。
声という肉体と密接したものだから、黙っていても個性が出る。いや、声だから黙っていちゃダメか。
そして同人誌だけど、購入した人しか読めない場所には、すごく開放感があるってことに気付かされた。ネット時代になって初めて作った漫画同人誌にちょっと文章を書いただけなんだけど、周りを気にせず自由に書ける自分のホームと言える場所があるといいなと思った。
そして、そのホームの場所に近いのがこの「しずかなインターネット」の良さなんだと思う。