コップの水

askaminami
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公開:2024/7/18

「コップの水」理論(コップに『半分入っている』と見るか『半分空である』と見るか、というアレ)はおなじみかと思うが、我が身に降りかかった出来事を同じように捉えられまいか、と自己暗示をかけている最中である。「降りかかった」とか「自己暗示」とか書いているということは、良いように解釈してどうにか心の平安を保とうとしているんだな、と見抜いたそこのあなた。そのとおりだ。

まず出来事から話そう。リクルーティングを支援しているクライアント(外資系)から今週末で契約終了な、とつい数時間前に通告されたのだ。

今週末だ?今日は水曜だが?っていうかフリーランスといえど急に契約を切られたら生活に関わるのだが(会社員に比べてセーフティネットが薄いのでフリーランスだからこそ、なのだが)?お前に人の心というものはないのか?…ってなもんである。内心悪態をつきつつ交渉し、なんとか契約終了は1週間ちょっと伸ばせた。今月末まで引き延ばせよ、というところだが、実は薄々予測はしていたので粘る気力がやや失せていたのである。ちなみに、フリーランスであっても契約を終了するときは大概1か月前に通告するものだが(知る限り大概の契約はそのように定めている)外資系だからなのか、契約終了時の通知期間の定めは…ない。(少し前に契約書を改めて読み直していたので把握していた)

良いように解釈しようもない話だとは思うが、薄々予測するに至った裏事情が合わさると、あら不思議、「船から放り出された」から「沈みかけの泥船から結果的に逃げ出すことになった」に様変わりする。

裏事情についてはあまり細かいことは書かない(書けない)が、ちょうど今ぐらいの時期に出るはずのものを受け取れないメンバーがいたという話を小耳に挟んでいた、というあたりでお察しいただきたい。それ以外にも本当に種々様々心に降り積もるものがあったのだが、これは酒席で愚痴って酒とともに飲み下す類いのものなのでオンラインでは言及を控える。だいたい、契約上縛りがないとはいえ「お前今週で終わりな」を平然と言ってのける人間の下で働きたいだろうか(反語)…という話だ。

そう私は沈みゆく(かもしれない)船から去るのだ…ついでに論理性も人の心もあると思えない人間の下でストレスを溜めながら仕事をしなくて良くなるのだ…そうなのだ…

ということで自己暗示お終い。

幸い、このところ興味がある分野の英日翻訳の募集が複数出ていて、トライアル三昧なのでそちらを確実に取る方向に舵を切ろうと思う。…そもそも始まる始まる詐欺を働かれている翻訳のプロジェクトがスタートしていてくれれば、ここまで心がざわつくこともないのだが。

@askaminami
翻訳を事業の柱にしたいなあと足掻いている自営業数年目のひと