前提知識の暗黙的な事前共有

at_yasu
·

 新しい物、例えば薬や技術などは日々出てきます。困ったことに、これらは誰かに教えてもらって学ぶ物ではなく、知らぬが損という物が多い事です。いや私には友達いないし普段から一人すぎて誰とも喋らないから知らない、ってのも実は言い訳だったりしますし、頻繁に誰かと喋るし情報交換するけど知らなかったってのも、ある特定条件下では言い訳だったりします。

 じゃあ、なぜそれらの「情報収集が必要なのか」というのは、いくつもの事象があります。例えば、職業の都合上で常に最新情報を探しに行く、他には日々の生活習慣上の習慣だったりします。前者は受動的ではあるので一分情報に限りますが、後者は能動的ではあるので強いパターンです。例えば個人的な身近な例としては、ITシステムの保守管理では使っているシステムで動いているソフトウェアのアップデート情報収集は業務上の必須項目だったりします。対応作業の見積もりとかは知った状態からは先の話ですが、まず「それが必要になる」状況になりえる事を知らないとダメよねっていう。見積もりを出す相手から来られてボラれたり(ボラれるのはまだかわいいとして)、実は対応されずに情報漏洩からの大損害とかも十分ありえます。次の職を探そうにも情報はないので職安に行こうかとなります。

 一方で最近のテレビはネガキャンが多い、くらーいニュースばっかじゃんってなって持ってない、見てないって人もいます。私もです。じゃあ最新の情報を知らないのが普通だって言われたら、それもまた違います。『知らないことがおかしい』ではなく、『知ろうとしてない』ことがおかしいのです。じゃあ、なにの媒体を使って情報収集をするかというと、結局は web ニュースだったりします。スマニューとか。

 webニュースは便利です。過去にさかのぼれます。何なら自分が気になる項目を検索してさかのぼり、何なら起源から確認することができます。流石にそこまでは難しいですが、やろうと思えばできちゃいます。「これでいいじゃん」「知りたいことは知れるから十分」って思うのですが、一般的な、電子辞書が出たときと同じ、困ったことがおきます。他の情報を知る術が一気に難しくなるのです。

 「英和辞書や和英辞書より英英辞書のほうが良い」とは高校の頃の先生が仰ってて、いや肝心な単語がわかんくて意味が反対になっちゃうから使うんだとはよく思ってました。今も思ってますが。そして「電子辞書より紙の辞書を使え」、『ついで*の*他の単語も覚えられるから』ってのは印象に思ってます。てか他所でも聞きます。以外とついで「の」が重要で、脇道にそれた単語って覚えちゃったりするんですよね。電子辞書は自分が知りたいことしか知れなくなる事であり、webニュースがレコメンド機能で『知りたい情報しか知れない』事とほぼ一緒なのです。webニュースはもうちょっと雑なので幅は広がりますが、それでも別分野、興味ない分野だと取り逃しをします。

 情報の取り逃しがあるのは損かどうか、という問題もありますが、たかが数分(されど数分ですが)で目を通してちょっと頭の片隅に残す事と、何も見ずに素通しするのではちょっと違いますよねっていう。まぁそれができりゃ良いんですが、知らんものは知らんで首尾一貫して興味ない内容だったらもういいやって思っちゃうもんでして、まぁ読み飛ばしで内容をほぼ覚えてなくていいし、なんなら「ひらがな」は全部読み飛ばして漢字だけ見て、興味ある分野だなぁって思ったら読み直す、そんな感じでもいいから見てみるってのが良いと思います。

ただただ、ざーって書いたものなのでアレ。