福岡紀行1 博多・太宰府探訪

 

2月22日から2月24日にかけて「福岡で知人の結婚式があるが観光もしたいので、暇だったら福岡にいかないか」と知人に誘われたのを二つ返事で快諾して博多に行ってきた。一昨年の10月に訪れて以来、2回目の訪問である。

福岡はいいところだ。都市圏でありながら海が近く、ちょっと車を走らせれば温泉もある。食事は何を食べても美味しい上にべらぼうに安い。何より空港が近い(なんと博多駅から地下鉄で二駅)

 

1日目はほぼ始発で羽田に駆けつけ福岡へ飛ぶ。まずかろのうろんへ直行し、ごぼ天うどんを食べる。柔らかくもこしのあるうどんに、透き通ったあごだしつゆを含んだ風味豊かなごぼ天。かろのうろんのごぼ天うどんを食べなくては福岡は始まらないのだ。

福岡はラーメンの街とされがちだがその実うどんも美味い。博多うどんはこしの強いさぬきうどんとはまた異なり、柔らかいうどんなのだがこれはこれでいいものである。

かろのうろん
店内撮影禁止のため食品サンプル

 

ごぼ天うどんを食べ終えて、すぐ近くの櫛田神社をさっくりと見て太宰府天満宮に向かう。眠すぎてもう何が何やらという具合に朦朧としていて、参道で適当に入ったカフェがソファー席だったためにそこで少し寝た。

太宰府天満宮は定番スポットであるが故に前回も当然訪問したのだが、その時とは変わり今は式年遷宮が行われているらしく、仮殿が設けられていたがその仮殿がなかなかにドダイトスだった(映画名探偵ピカチュウの)

 

そこからできたてめんたいが食べたいということでやまやで酒を飲む。やまやと言えばモツ鍋なのだが、知人はモツが好きではないということで明太子づくしだった。やまやは関東近郊にも何店舗かあるのだが、まずハズれないし、友人にはバレなかったので問題ないとしよう。

そもそもできたてめんたいとは何かという話なのだが、通常明太子がつけあがったら冷凍で保存し解凍して食べるのだが、できたてめんたいの場合はつけあがったばかりの明太子を食べることができるというわけだ。

つまり冷凍と解凍という手順を経ていないため、他の明太子とは味わいが異なるのだという。いざ食べてみると一口に明太子といえど、我々が知っている明太子とは全く異なるものだとすぐに分かった。

通常の美味しい明太子というと粒感がありながらも比較的さらさらとした液体のような質感であることが多いのだが、できたてめんたいは一粒一粒の弾力が強くプチプチとした食感である。あの感じはとびっこなんかが近いかもしれない。塩分も通常の明太子より控えめで、上品さを感じる。

できたてめんたい

ゴマサバもマダイの刺身も美味しかった。さっと甘みのある九州醤油につけていただく。九州醤油、関東だと苦手だという人間もそれなりにいるが私は割と嫌いではない。九州醤油の甘さを感じる時、九州で刺身食べているなという気分になれるというものだ。

これだけ明太子とゴマサバの話をしておきながら、一番酒進んだのはめんたいだしまきだった。出汁が効いててこれがまた美味しかった。

ごまさば

あとできたてめんたいは土産用のものが福岡空港にも売っているので、福岡に寄った際には是非試していただきたい。

 

そこから中洲をふらっと歩いて屋台の空気を吸い、天神のスーパーで見慣れない飲み物やら九州しょうゆポテチだのを買い込んでホテルへ戻った。

その時買った阿蘇小国ジャージー4.5牛乳がべらぼうに美味しかった。4.5という驚異的な乳脂肪分からもわかるように、生クリームを直飲みしているようなこっくりした味わいがある牛乳だった。牛乳にしては多少割高だが、これほどおいしい牛乳もそうないので九州で見かけた際には是非試していただきたい。

阿蘇小国ジャージー4.5牛乳

 

2日目、弾丸門司港編が出るかもしれない。