Dec 30 インプットを垂れ流さない

atk
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情報を常に垂れ流していないと気がすまないたちなので、常に何かを聞いているか見ているか、読んでいる。聞く場合は大抵Podcastを聞いていて、見ている場合はYoutubeを1.5倍速で見ていて、読んでいる場合は、ブログの記事(noteなど)やTwitterやThreadsを読んでいる。

おそらく、もし丸一日フリーな日があったとすると、一日の時間のうち6時間位は何かをインプットしているのではないだろうか。そして、インプットしているときは何かを得ているし、それぞれ見たこと・聞いたことに対するインスタントな反応しているのだが、多分1日後には忘れている。

今気づいたけど、それは結構悲しいことだ。ゆっくり何かを咀嚼して書き留めたり考えを巡らせるように、インプットをなにかに昇華するべきなのではないか?別にインプットの内容は高尚なものでなくてもいい。「この冬おすすめのファッションアイテム」でも、「うまい親子丼の作り方」でもなんでもいい。ただ、聞いたものや読んだものを何も調理せずに(自分の中で噛み砕かずに)忘れ去ってしまうというのはもったいないことのような気がする。

インプットの量が多すぎるのも問題だ。今の時代、ほとんどのメディアで、無限にスクロールできる仕様になっている。Youtubeを見ていてすごいなあと思うのは、トップページやサイドに表示されるレコメンド動画が、「そうそう、こういうの見たかったんだよね」というものが半数以上なのだ。だからホイホイ次の動画を見てしまう。でも、本当にすべきことは、見た動画を自分なりに解釈することなのでは?

「Youtuberが選んだIKEA家具10選」を見たとしたら、無思考に同じような動画を見続けるよりは、一旦手を(動画を)止めて「これは次IKEAにいったときに買いたい」「こういうデザインはうちのインテリアに合わないから不要だなあ」「IKEA以外でも同じような本棚は売ってないのかな?もっと違う色があればいいのだけど」といったことを考えたほうが、自分の身のためになりそう。書いてもいいし、喋ってもいいけど、一人でするなら書いたほうがいいね。

決して常に高尚な「インプット」をすべきとは思ってないが、自分が見聞きしたものをそのままの状態にして垂れ流すのはよくないなぁと自戒。

@atk
カナダ・バンクーバーでしずかに暮らしています。