April 14 どこか遠くへ行きたい

atk
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定期的にどこか遠くへ行きたい、という気持ちがあまりなくなったのは、バンクーバーに引っ越してから変わったことかもしれない。

日本にいた時は、月1くらいで旅行をしていた気がする。沖縄、金沢、十和田湖、河口湖、志賀高原に越後湯沢、伊豆や熱海など、あちこちにいった。以前住んでいた東京が、全国どこへでもアクセスしやすからという理由もあるし、一緒に旅行に行く友達がたくさんいたからというのもあるだろう。

とはいえ、やっぱり「今ここにいる場所を出て、気分転換のためにどこか遠くへ行きたい」という気持ちがあったような気もする。根底には都会への疲れがあったように思う。

それに対して、バンクーバーは比較的人が少なく自然がいっぱいだ。少し歩けば海があり、森があり、ハイキングコースにも公共のバスで行けてしまう。都市部が小さいため、すぐ周りの自然にアクセスできて、コンクリートジャングル感がかなり少ない気がする。

個人的には学校の課題などで疲弊していることはよくあるが、街自体に疲弊することはまったくない。ハレの日的な良さではないのだけど、日常を下支えしてくれている重要な要素だなあと思った。

@atk
カナダ・バンクーバーでしずかに暮らしています。