2024-04-04 (水) 身近な人のささやかな狂気

·

お客様への報告会のため久しぶりに朝から外出。バス停はまだ少し雨に煙っていて、道路の向こうで大型犬の散歩をするご老人はリードの持ち手を自分の体にたすきがけにしている。パワー。

昼食はお客様先の売店でサンドイッチを手に取り、レジの直前で今日はカツ丼もあるのに気づいた。あ、カツ丼。

そっちがいい。しかしいま列を逆流してサンドイッチのパックを戻しカツ丼を手に取れるか。それもう絵に描いた食いしん坊の実写版だ。気付きから諦めまで一秒の逡巡を経て席に戻り昼食。

報告会は無事終わり、これまでの活動を評価してもらって新しい宿題ももらった。今度はより広いスコープの改善活動だ。

嬉しい、楽しみ、ここまで来たぞ。よっしゃよっしゃ。しかし範囲が広がるということは、気の合うお客様とわいわいやっていた世界を少し出ていくことを意味するのだな。重きを置くところの違う人もいれば意見も対立するのだろうな。

期待も不安も大きいときは酒だ。帰りは本屋に寄った後、スーパーでいろいろ買い出して帰る。明日の夕食は小学校入学などもろもろお祝いの予定なので、子にはちいかわラベルのCCレモン。

家に着くと子は風呂から上がって踊っていた。彼女は前後の文脈なく気づけば楽しそうに踊るのでこちらも楽しい。

ヨドバシからの荷物で鉛筆の持ち方練習用グリップが届いたので、一本つけてあげた。親指中指人差し指とぴったり置き場所が決まるやつで、ぴったりとガイドされる不自由の新鮮さを彼女は楽しんでいた。

子が寝た後は妻と飲んで、気が早いものの連休の話題に。長期休暇に入る前に申し送りをメモするよねという話から、彼女は手紙を書くそう。それが毎年「連休空けの私へ、お元気ですか」から始まると聞いて、身近な人のささやかな狂気を改めて知る。

@atsugi_samugi
忘れるには惜しいと思ったことを日記に書いています。