2024/04/01 (月) 一期一会で毎回うまい

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夜中に目が覚めて、そうか今日はもう娘は保育園には行かないんだな、自分たちも先生がたを頼りにできないんだなと唐突に気づいて心細い。

子の心配ばかりしていたが親の変化も心配すべきだった。初めての経験だから気づくのが遅い。しかし妻は以前から生活の変化に不安を感じて寝付きが悪いと言っていたので、遅いのは俺だけだったのかもしれない。

娘の様子を見に部屋に行くと、梨の形のライトに煌々と照らされて眠っている。蹴り飛ばした布団をかけ直して、おれも部屋に戻り横になって寝落ちた。

数時間して起きて朝食の支度。妻が娘を起こしに行ったので後から追いかけると、あれベッドにいない?そうではなくて、春用のふとんにくるまった娘がコンパクトなだけだった。冬の羽毛ぶとんは分厚いから忘れていたが、あなたまだこんなに小さかったっけ。

その娘は今日から学童に通う。朝の支度のルーティンが定まらず悶々としたが、時間が立てば妻に連れられ出かけていき、自分はいつもどおり在宅勤務。自分は二階、戻ってきた妻は一階で。

打ち合わせを続けて昼休み。今日だけは半どんにして早々に妻が子を迎えに行き、三人で昼食。こうなると平日と休日の境が曖昧だ。昨日作り置きしたキーマカレーと、急いで切ったきゅうりに味噌マヨネーズ。

新奇なものを口にしたがらない娘に、ぜったい好きな味だからと妻がマヨをつけたきゅうりを勧めると、一枚かじって気に入った様子。もう一本きゅうりを切って、彼女がほとんど食べた。今日は暑いから夏野菜で体を冷やすくらいでちょうどよいかもしれない。

13時からは別の打ち合わせなので片付けも忙しく、しかし食洗機のキャパと内部構造のくせを読み切った食器使いが功を奏してバンと一発で片付いた。落ち物パズルでピースがはまったような爽快感とともに仕事へ戻る。

途中妻に大事な打ち合わせがあって、その間は娘が邪魔をしないよう中抜けして自分の部屋で預かった。昨日買った『月刊たくさんのふしぎ 名前のチカラ』の魅力を最大限に読み聞かせて、気に入った様子。よっしゃよっしゃ。

その後もあれこれしながら仕事を終えて、今日の晩ご飯は妻の鶏もも肉甘辛炒め。彼女のこの手の料理は目分量なのでいつも一期一会の味で、それでも毎度毎度うまいのだからすごい。

夜は久しぶりに髪をバリカンで刈った。都内に行く用事が無くなって装いに油断している。

@atsugi_samugi
忘れるには惜しいと思ったことを日記に書いています。