先週から語学学校に再び通い始めた。次のクラスはB1の集中コース(週四回、十週間)。中級レベルということもありさらに一段難しくなった。課題の量はだんだん多くなり、習ったことを覚えられないまま次の課題がまたやってくるという感じである。言語学習によるストレスのせいで、元々感じていた生活のもやもやがより顕著になり、黙ってはいられず文句ばかり話すこの頃である。
生活のもやもやは思春期ぐらいからずっとあって、もやもやの対象はその都度変わっているのだが、全てがパッと消えて晴天というような気持ちになったことはほとんどない。強いていえば大学の最初三年間ぐらいだろうか。あぁできればあの頃に少し戻ってみたい。それ以外の時期は勉強がうまくいかない、仕事がうまくいかない、恋愛がうまくいかない、それゆえ自分がとてつもなく嫌いということで人生がどんよりしている感じである。
言語学習は一日二日の努力でどうにかなるものでなく、毎日のコツコツした勉強が大切なのだが、私の脳みそがオランダ語を拒否しているので最低限の宿題以上にやる気が出ない。そもそも宿題をやるだけで二時間かかる。水曜日と週末は授業がないが、それ以外は朝二時間宿題、昼二時間授業、夜五時間働く+往復三時間の通勤・通学というスケジュールで頭も身体もへとへとである。
英語学習だって中学校から大学まで勉強して、その後留学して大体三年後ぐらいにようやく少し喋れるようになったのに、去年から勉強し始めたオランダ語をまともに使えるようになるのはいつになるのやら。オランダでは英語だけで暮らせるというのは、オランダ社会に入っていかない人だけのことであって、やはり私はオランダ語を使わずにこの国で過ごすというのはあり得ないと思っている。そのような思い込みが自分を苦しませ、ほぼ何も喋れない今の状況はただただ苦痛である。何にも頭に入ってこないとは思いつつ、なんだかんだこんなに疲れているのも脳みそが学習にエネルギーを割いているからであり、筋肉痛ならず脳痛…というのだろうか。
とにかく頭の中がもやもやして、もやもやのレンズで世界を見ているので、最近何をしてもちっとも楽しくない。本当は恋人との生活とかバイトとか、日々のちょっとした楽しいこともあるのに、ないものにばかり目が行って、それではぁと鬱々となる。