質問をするという行為はかなり暴力性を含んでいるのではないか?と思うことがよくある。
「あなたは〇〇ですか?」と聞くことは、「答えたくない」と言う権利を限りなく消失させる。どれだけ「言いたくないなら言わなくてもいいよ」と配慮したところで、質問を投げかけた瞬間に強制力が働く。そして答えたくないだけでなく、質問を投げかけられることすら嫌なときだってある。
質問することで相手のトラウマ的な体験に踏み込んでしまったり、今聞かれたくないことに触れられて傷を深めてしまったりする場合がある。なので、自分は質問をすることに慎重になる。
でも、相手のことを知りたくてつい多くのことを聞いてしまう。はじめましてだと余計に「相手のことを知りたい」と「質問の暴力性」がぶつかりあう。
このぶつかりをいいバランスでやっていきたいが、とてもむずかしい。